利益はどのようにしたら獲得できるか
<利益とは>
利益は、
①売上(収益)を多く実現する
②売上を実現するための費用を最も効果的・効率的に使う
利益 = 収益 ー 費用
利益のポイント 収益 > 費用
ここで大事なことは、費用(コスト)を使わなければ売上(収益)は実現しないということです。人、モノ、情報の活用しての商品(製品)、サービスなどの売り物がなければ事業は行えません。
<売り物づくりについて>
売り物とは、売れるモノです。
最初に、最も大切なのは「我々のターゲットの顧客」に喜んでもらえるか、感動してもらえるかに焦点を絞ることです。
そのため、この顧客のいる”現場”に出て、話し、観察し、体験して、お客様目線で考えて(感じて)、”現実”をつかみ取りことです。
売り物(商品・サービス)づくりそのものは、現場で把握した現実をもとにして創造されます。
このこと自体は、個人の創造性に属する活動です。
これがマーケティング活動です。
<効用について>
顧客が求めているのは、自身の満足です。
それは、商品・サービスにより実現される経験です。
満足できる経験をつくり出すのは、商品やサービスが持つ効用です。
顧客が求めているのは商品やサービス通して実現される効用(経験)です。
効用の創造は、企業が顧客に対して提供しなければならないミッション(使命)です。
<売上(収益)>
よい商品・サービスは、売上のための基本要件です。
売上が実現するに至るには、3つの要件が必要です。
①価格
②認知性(コミュニケーション)
③満足性(利便性)
これらの活動を総合的に実現させなければなりません。
これもマーケティング活動です。
そしてマーケティング活動を効果的・効率的に実施するのがマネジメントです。
マネジメントを効果的・効率的に行うために必要な道具が情報システム化です。
情報システム化は、戦略経営をバックアップする必須のツールです。
<費用について>
マーケティングは、売上のため活動です。
しかし、利益は生産性によって増大・実現されます。
売上を計上しても、それを上回る費用が発生していては利益は計上されません。
利益を増大させるのは、費用の削減です。
売上にかかわりのない費用は一切削減します。
売上に関わる費用のみが必要コストです。
必要コストには2つのコストがあります。
1つは、現在のためのコストで、もう一つは将来のためのコストです。
現在のためのコストは、生産性を上げて削減して利益の増大をはかります。
将来コストは、将来の売上を実現させるためのコストで開発費、人材育成費、広告費、ネットワーク構築費などでイノベーション(革新)のために安全バランスの限界まで投入しなければなりません。
情報知るということの意味
どの商品(サービス)が収益を上げているか見る。
どの商品(サービス)にどれだけの費用を要しているか確認する。
売上の状況はどのように変化しているか知る。
以上のことを分かるように、情報システムを組む。
さらに、得意先別に担当別に商品特性別に、そうすればすぐに次の手が打てます。
利益を生む活動と生まない活動
企業活動には、利益を生む活動と生まない活動があります。
利益を生まない活動は作業です。
作業には、2通りの作業があります。
利益を生む活動(仕事)に付随する作業と必要な作業と全くかかわりのない習慣化した惰性で行う活動とセレモニーで行う作業があります。
仕事は、現在の利益かもしくは将来利益を生む活動です。
気を付けなければならないのは、現在仕事である活動が作業に変化することです。
また、現在利益を生むんでいないが、将来の利益を生み活動です。
将来利益を生むと考えてする活動は、ほとんど失敗に終わります。
しかし、そのなかで大きく利益を生む活動があります。
将来の利益利益が必要なのでここに現在の利益を注入します。
これが戦略の考え方です。
さらに、失敗には効用があります。
失敗は未知の知識をもたらします。
また、外部とかかわっているとき新たなネットワークが構築されます。
これが知的な経営資源で、貴重な戦略優位をもたらす機会を提供します。
<情報化とのかかわり>
ここで、直接利益とかかわるのは3つです。
①仕事を支援するのに付随する作業は、その多くは情報システム化できる
必要だが直接的に利益を生まない作業は、人の労力と時間から切り離なさなければなりません。
人はもっとも貴重な資源です。
仕事(顧客に関わる活動)に集中させてこそ、利益を生みます。
②フィードバックシステムの構築
失敗した作業への資金の投入は、予算化が必要です。
もう少し資金投入すれば成功の見込みがある場合でも中止するルールが必要です。
そのため、定性的な成果とコストの評価が必要です。
そのため、コストを把握し即フィードバックさせる予算評価システムは必要です。
③データと記録があれば再チャレンジできます。
失敗データと記録とネットワーク記録は、貴重な知的な経営資源です。
このデータ化は再チャレンジのためのもので、成功を省力化させます。
健全な失敗をしない組織は衰退します。
売れる商品をどのように創くるか
企業が成長するには常に新たなチャレンジが必要です。
売れる商品を創ることは、その中でも根幹をなす企業活動です。
私たちが商品づくり行うとき、二つのことが中心軸になります。
ひとつは、私たちが創らなければならない商品は何かということ、もう一つは、優位性をどのように構築するかということです。
この2つの情報システム化は、企業の戦略的システム化です。
このシステム化は自社に帰属する情報システム化であり、自社で工夫しなければできないシステムです。
エクセルVBAはこれを支援できる唯一の情報ツールです。