マネジメントの教科書
ビジネスにとって基本的に大切な要件が2つあります。
一つは、経営者自身の考え方と意欲です。
もう一つは、経営の原理・原則に則した実践です。
このなかでの情報の管理・運用と経営の原理・原則の関連について説明します。
<情報と経営>
企業活動の目的は外部にあります。企業は顧客に喜んでもらってはじめて利益を得ます。
そのために、社内で顧客満足を実現させるためのプロセスをつくり、このプロセスを円滑に運営するためにマネジメント(経営・管理)を行います。
経営・管理するためには二つの異質な情報が必要です。
一つは顧客に関する情報です。この情報が最も大切な情報です。
もう一つは、社内の運営・管理を円滑におこない成果を実現させるための情報です。
<顧客の情報管理>
顧客の顕在的あるいは潜在的な欲求を知ることからスタートします。そしてその判断に基づいて意思決定し商品やサービスを創り提供します。
市場に商品を出すとき、商品そのもの、価格、販売ルート、広告等の販売促進などいろんな条件で顧客の反応は異なります。
この反応を情報として収集し、分析し、処理することは適切なマーケティング(顧客を目的とした活動)を行う判断材料になります。
<企業内の情報管理>
顧客の欲求を満足させるために、内部で行わなければならない活動について分析し、その構造的関係性を明確にしてプロセスとして設計します。
そして各部分の目的と目標とミッションを明確にして有機的に組織化します。そして実行のために適正な人材を配置します。
各部門の活動が適正に運営されるためには、目的と目標とミッションを基準として活動の結果情報をフィードバックし、予測と現実を分析し必要に応じて修正し統制します。
<情報システム化>
企業を効率的さらに戦略的に運営するには情報システムの構築は基本的な要件です。
経営の基幹業務の情報システム化はとうぜんとして、現場の実情に合った情報システムの構築は競争力優位を実現するための重要な方策です。
ただ、情報システムの構築は経営者がその本質的な重要性の意味を理解し、全面的に支持し、現場の仕事と課題をよく知っている現場の担当者が参加しなければ効果的な情報すステムの構築は実現しません。
<現場の情報システム化>
現場の要望と課題を最もよく知っている経営者・管理者・さらのに担当者が、情報システムを構築するのが最も良い方策です。
ExcelのVBAによるシステム構築は、基幹情報システムとも連携でき、短期間のでマスターできるスキルであり最も活用できる手法です。
全社的・戦略的な情報システム化は、すぐに取り組めます。
経営の原理原則URL:http://abenoj.jimdo.com/
設立:2012年5月1日
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